近年、環境に配慮した家づくりを行う方が増えてきました。
特に注目されているのが低炭素住宅やZEH（ゼロ・エネルギー・ハウス）です。
本稿をご覧の方もあまりよく知っていない方が大半を占めるでしょう。
そこで今回は、低炭素住宅とZEH住宅の違いをご紹介します。
注文住宅をお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
□低炭素住宅とは？
はじめに、低炭素住宅についてご説明します。
低炭素住宅とは、簡単に言うと建築物の構造自体の省エネ性能が従来より10パーセント以上高く、将来にわたり二酸化炭素排出を抑える性能を有することが認定された住宅です。
平成24年12月に施行された都市の低炭素化の促進に関する法律（エコまち法）を基に、低炭素建築物認定制度という制度がスタートしました。
低炭素住宅のメリットは、下記の通りです。
・住宅ローン減税措置や所得税減税（投資型減税）、登録免許税の軽減を受けられる
・冷暖房の効率が上がりランニングコストが下がる
・1年中室内で快適な生活を送れる
・将来家を売却するときに高く評価される
低炭素住宅に認定されるためには、下記の3つの基準を全て満たす必要があります。
・省エネルギー基準を超える省エネルギー性能を備えていること、かつ低炭素化促進のための対策が実施されていること
・都市の低炭素化促進のための基本方針に照らし合わせて適切であること
・資金計画が適切であること
□ZEH住宅との違いは？
ここまで、低炭素住宅についてご説明しました。
低炭素住宅とよく比較されるものにZEH住宅があります。
ZEH住宅とは、ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、名前の通りエネルギー消費量をゼロにすることを目的として建てられた住宅です。
なるべくエネルギーの消費量を抑え、太陽光発電などでエネルギーを補います。
低炭素住宅では、エネルギーをゼロにすることは特に定められていません。
したがって、この部分において違いがあります。
コスト面においても、ZEH住宅の方が高くなる傾向にありますが、ランニングコストは低炭素住宅の方が、負担が大きくなりやすいです。
また、ZEH住宅以外には長期優良住宅と比較されることが多いです。
□まとめ
本記事では、低炭素住宅とZEH住宅の違いをご紹介しました。
エコな住宅を建てたいとお考えの人は、低炭素住宅やZEH住宅を検討してみてください。
本稿を参考にしていただければ幸いです。
注文住宅に関するご質問やご相談をお持ちの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。
