吹き抜けには、住まいを明るくしたり、開放感を演出したりといったメリットがあるため非常に人気の間取りです。
しかし、吹き抜けは音が響きやすいとお悩みの方は多いと思います。
そこで今回は、吹き抜けには防音対策が必要なのか解説します。
また、吹き抜けの防音対策についても紹介するのでぜひ参考にしてください。
□吹き抜けには防音対策が必要なのか?
吹き抜けを取り入れると、開放感があり、日当たりも良くなりますが、音が響きやすくなるというデメリットがあります。
吹き抜けにするということは、もともと存在した壁を減らすということなので、音が響きやすくなってしまうのです。
中でも、リビングの生活音やトイレの排水音などが特に気になります。
2階に寝室がある場合は、気になって睡眠の妨げになってしまうかもしれません。
実際に住み始めてから音の問題に気づくケースは少なくないため、予め防音対策をしておくことが重要です。
□吹き抜けの防音対策をご紹介!
では、吹き抜けの防音対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは2つの防音対策を紹介します。
1つ目は、設計を工夫することです。
設計の段階から、吹き抜けは開放感があると同時に、音も響き渡るものだと理解しておくことが大切です。
具体的には、吹き抜けの腰壁上に建具を入れる対策が挙げられます。
吹き抜けの腰壁に建具を入れることで、吹き抜けのプランを崩さずに防音対策が可能です。
完全に塞いでしまうよりも開放感があるのがメリットです。
また、冬に暖かい空気が上に逃げてしまうというお悩みにも有効です。
しかし、建具の分だけ建築コストが上がったり、引き違いの場合は解放できる面積が半分になったりといったデメリットもあるので気を付けましょう。
他には、部屋の壁を防音にする対策も挙げられます。
2階で音が気になりそうな部屋は壁の防音性能を強化しておくと良いでしょう。
2つ目は、住み方を工夫することです。
吹き抜けは音が響きやすいという前提で暮らすことが大事です。
ダイニングに吹き抜けがある場合、夜遅いときにはキッチンの水栓をシャワーではなく、ストレートに切り替えて使うといった配慮を心がけましょう。
初めから吹き抜けの音問題について理解しているのとそうでないのとでは大きな違いがあります。
□まとめ
今回は、吹き抜けには防音対策が必要なのかと、吹き抜けの防音対策について紹介しました。
吹き抜けを取り入れる際は、音が響くというデメリットを踏まえてプランを立てることが大切です。
注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。