注文住宅をご検討中のみなさん、部屋の間取りや広さにお悩みではありませんか。
家族構成や、お家の敷地面積にもよりますが、多くの方が家族でゆったりと過ごせるリビングをお考えでしょう。
広いリビングといっても一概には言えないので、理想の広さや間取りの配置の工夫方法をご紹介します。
□リビングは何帖必要?目安をご紹介します
一般的に、家族構成や年齢によって広いリビングの定義には大きな差があると言われています。
そして、20代のご夫婦で二人暮らしであれば、10帖から12帖で十分という方が多くいらっしゃいます。
しかし、今後家族が増えることを見越して20畳ほどあると、家族でリラックスできる空間になりますね。
40代でお子様がいるご家庭や、二世帯住宅にお住まいの方では、15帖から20帖ほどが必要でしょう。
他にも、お子様が習い事をされている場合は練習道具などをリビングにおけるスペースがあると、家族の時間が増えてなお良いですね。
また、データとしてのリビングの広さについては、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会による目安が参考になります。
居室が1室の場合、LDKの目安は、4.5帖、2部屋以上の場合は10帖以上となっています。
2人暮らしの場合のLDK面積は、下限で10帖、3人で12帖、4人で14帖ほどとなっています。
しかし、これらはあくまで目安であり、この通りに新築のリビングの広さを決める必要はありません。
ただ、多くの方が15畳前後をお選びになることは、悩んだ際の目安になるのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□間取りはどのように考える?ポイントをご紹介します!
前項でご紹介したように、理想のリビングの広さは15帖前後という方が多いことがわかりました。
しかし、数字だけではなくそのお部屋の壁紙の色や間取り、各部屋のバランスなどが非常に重要になります。
ここではポイントを2つご紹介します。
1つ目のポイントは、数字にこだわりすぎないことです。
居心地の良いリビングを作るためには、ただ広いだけでは快適ではなく、LDKのバランスを考えることが重要です。
例えば、20帖と17帖のLDKで考えましょう。
20帖のLDKでキッチンとダイニングを6帖、リビングを8帖にする場合と、17帖のLDKでキッチンとダイニングを4帖、リビングを9帖にする場合を考えてみましょう。
全体では、20帖のリビングの方が広い印象を受けますが、各空間を比較すると17帖の方がリビングは広く家族が集まってくつろげます。
間取りの配置や少しの工夫で無駄なスペースを無くして快適な空間を作れます。
2つ目のポイントは、採光計画を考えた間取り作りが重要です。
東に大きな窓を作りたいが、隣の家の窓と面しておりプライバシーが守られないことや、高い建物に囲まれていて1階に光が差し込まないなど、敷地によってさまざまな問題があります。
そのような問題を解決するために、吹き抜けを作って光や風が入る設計にすることや、トップライトの設置や2階に生活の中心であるLDKを集める方法があります。
採光計画を立てて間取りを工夫し、快適な生活を手に入れましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅をお考えの方に向けてリビングの広さや間取りについてご紹介しました。
敷地には様々な条件がありますが、工夫次第で快適な居住空間を実現できます。
家族みんなが集う空間であるリビングの設計を考える際の参考にしてみてくださいね。