注文住宅を検討するにあたってまず考えることは予算ですが、どう決めればよいかわからず、最初からつまづくポイントになりがちです。
そこで今回は、注文住宅の予算を決断する方法と、予算をオーバーしてしまった時の対処法についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□注文住宅の予算を決める方法とは?
注文住宅の購入費用は、全額住宅ローンに頼るのではなく、自己資金として頭金を予め支払っておくのが一般的です。
よって一般的な注文住宅の総予算は、自己資金と住宅ローン借入額を合算したものを指します。
自己資金は、預貯金の総額から当分使える教育費や生活費はもちろん、念のための予備費などを差し引いたのちに残った金額範囲内に決めてください。
予備費とは、急な病気や怪我、災害や失業などに対応できるように準備しておく預貯金です。
すべてを住宅に使う自己資金に回してしまうと、万が一の時に、生活が立ち行かなくなりますので、必ず余裕の持てる金額におさめてください。
無理のない住宅ローン借入額の目安は、返済比率が20パーセントから25パーセントにおさまる程度が一般的です。
返済比率とは、年収のうち何割が住宅ローンの返済額に回っているかを示すものです。
固定金利に比べ変動金利の金利は、初期のころだと低く設定されているため借入可能額を増やせます。
しかし、金利上昇によって返済額が増えてしまうリスクもあることに注意してください。
また、金融機関の審査はあくまでも借入が可能というだけであって、推奨されている金額ではありません。
借入が認められたからという理由で借入額を増やさず、無理なく返済できる水準に留めるのが賢明です。
□予算をオーバーしたらどうする?
最初に出される見積りは、予算をオーバーしていることがほとんどです。
ギリギリの予算を提示していた場合は、無理せず重要でない部分を削ってコストダウンしていきましょう。
どこを削れば良いかわからない時は、まず設備機器のグレードを下げるのがおすすめです。
最新の設備機器を導入したい気持ちはわかりますが、キッチンやバスルーム、トイレなどの設備は多少グレードを落としても必要な機能は失われません。
一方でコストカットしてはいけないのは、柱や梁など住宅の構造部分に関わるところです。
耐震性を損なう原因になるので、しっかりコストをかけましょう。
壁や屋根、窓なども断熱効果を保つのに必要不可欠な部分になるのでコストカットしてしまうと光熱費もかかり、過ごしにくくなります。
コストカットは、住み心地に影響がない部分で考えるようにしましょう。
□まとめ
以上、注文住宅を建てる際の予算の決め方と、予算をオーバーしたときの対処法についてご紹介しました。
当社では、お客様ひとりひとりに合わせた住宅をご提供しております。
予算内で理想の住宅を実現したい方はぜひ当社にお問い合わせください。