高気密高断熱住宅は、室内の密閉性が高いことから冷暖房効率が非常に良いです。
そんな高気密高断熱住宅と相性抜群なのが全館空調です。
全館空調を取り入れることで、一年中快適な室温を実現可能です。
そこで今回は、全館空調とは何かと、高気密高断熱住宅に全館空調を取り入れるメリットについて紹介します。
□全館空調とは何か？
全館空調とは、冷暖房によって家全体の室温を均一に保つ仕組みのことです。
そして、全館空調には専用のエアコンを使うケースと、市販のエアコンを使うケースがあります。
前者は、部屋ごとに温度調節ができるというメリットがあります。
また、メーカーにもよりますが、長期保証が付いているものもあります。
しかし、市販のエアコンよりもメンテナンスが複雑になるという点には気を付けましょう。
一方で後者は、コスト面での負担が少なく、市販のエアコンに備わっている機能であればそのまま全館空調に使用できます。
しかし、全館空調専用のエアコンとは違って部屋ごとに細かい温度調節はできません。
また、全館空調と似たようなものに24時間換気があります。
24時間換気とは、シックハウス症候群の対策を目的とした換気システムで、法律により採用することを義務づけられています。
そのため、全館空調とは全くの別物で、全館空調の採用にかかわらず24時間換気は必ず設置しなければなりません。
□高気密高断熱住宅に全館空調を取り入れるメリットをご紹介！
では、高気密高断熱住宅と全館空調を組み合わせるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
大きく分けると3つのメリットがあります。
1つ目は、1年中快適な室温を保てることです。
家中の温度を一定に保つ全館空調と、冷暖房の効率が良くなる高気密高断熱住宅が組み合わさることで、夏は涼しく冬は暖かくといったように1年中快適な室温で過ごせるようになります。
2つ目は、空気が清潔になることです。
全館空調には外気を吸収する部分に高性能フィルターが取り付けられています。
これにより、花粉やハウスダストなどのアレルゲン物質が充満するのを防ぎ、きれいな空気を保ちます。
3つ目は、空間設計を自由にできることです。
例えば、吹き抜けのデメリットである冷暖房の効率が悪いという点は、高気密高断熱住宅に全館空調を取り入れることで解決できます。
このように、設計の選択肢が広がることもメリットです。
□まとめ
今回は、全館空調とは何かと、高気密高断熱住宅に全館空調を取り入れるメリットについて紹介しました。
高気密高断熱住宅に全館空調を取り入れることで、1年中快適な室温を保てたり、空気がきれいになったりします。
注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。
