おしゃれで人気のある片流れ屋根のメリットとポイントとは?

皆さんが思い浮かべる屋根の形は、三角屋根が一般的だと思います。
そのほかにも近年では、屋根のないフラットの形をした住宅も多く見られますね。
しかし、屋根は外観をおしゃれにする上でとても重要な部分のひとつです。
そこで今回は、屋根の種類である片流れ屋根に着目して、どのようなメリットがあるのか、そしておしゃれな片流れ屋根にするポイントを解説していきます。

□片流れ屋根のメリット

片流れ屋根とは、名前の通りで片方に流れるように傾斜がついた屋根の形を指します。
シンプルなので、スタイリッシュやモダン風の外観テイストとの相性が抜群です。

ここでは、片流れ屋根のメリットを4つご紹介します。

1つ目は、太陽光発電に向いていることです。
電気代が高騰する中で、太陽光発電のような自家発電をお考えの方も多くいらっしゃると思います。
片流れ屋根は屋根1枚の面積が大きいので、広い面積で太陽光発電ができます。
太陽光がよく当たる方角に片流れさせることで、広い面積かつ最大効率で発電可能です。

2つ目は、天井の高さがあることです。
上の空間をうまく利用して吹き抜けや開放感のある間取りを作ると、平家であっても空間を広く見せられます。
また、高い位置に窓を設置して採光や換気ができることもメリットですね。

3つ目は、ロフトを作れることです。
片流れ屋根にすると、収納や子供の遊ぶスペースとしてロフトを設置することも可能です。
ただ、ロフトを設置する際には、高さや広さに制限があることに注意しましょう。

4つ目は、費用を抑えられることです。
三角屋根とは異なり、接合部分がなく、雨樋(あまどい)の設置は一方のみになるので、材料費と工事費を抑えられます。
おしゃれさを損なわずに、ローコストでできるのはとても嬉しいですね。

□おしゃれな片流れ屋根のポイント

片流れ屋根で外観をおしゃれにする際のポイントはズバリ、片流れさせる「傾斜」です。
屋根の傾斜が緩いほど落ち着いた雰囲気になり、傾斜がきついほどバランスが悪く尖った印象に見えます。
傾斜が鋭すぎると、上の部分にデッドスペースができてしまい、余分な壁が増えてしまいます。

また、窓と屋根までの間の壁を建築業界の用語で「おでこ」と呼びます。
傾斜がきついとおでこが広い家になり、外から見るとバランスが悪く見えます。

そのため、おしゃれな片流れにするために、できるだけ傾斜をゆるくすることがオススメです。

□まとめ

今回は、片流れ屋根に注目して2つのトピックを解説しました。
片流れ屋根には換気口から効率よく換気できないため、湿気が溜まりやすいというデメリットもあります。
片流れ屋根についてご不明な点やお悩みがある方は、お気軽に当社までご相談ください。