省エネ住宅として、近年注目を集めているのがZEH住宅です。
低炭素社会の実現に向けて、政府のエネルギー基本計画にも関係してくるので、今後ますますZEH住宅は普及していくでしょう。
そこで今回は、ZEHの定義と、ZEHのメリットについて紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□ZEHの定義とは？
ZEHとは、「Net Zero Energy House（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）」の略語です。
簡単に説明すると、ZEH住宅で創出したエネルギーが生活で消費するエネルギーを上回る省エネ住宅のことです。
そんなZEH住宅には欠かせない要素が3つあります。
1つ目は、省エネです。
省エネには、「HEMS（ヘムス）」と呼ばれる創出エネルギーと消費エネルギーを確認する専用のシステムが必要になります。
また、LED照明や省電力稼働のエアコンなど、無駄な電力を省くことが重要です。
2つ目は、断熱です。
断熱性能に優れているエネルギー効率の良い住宅であることも求められます。
高断熱材や断熱効果の高い窓などを取り入れることで、断熱性が高まり、冷暖房の消費電力を抑えられます。
3つ目は、創エネです。
ZEH住宅では、消費エネルギーよりも創出エネルギーの方が上回ることが前提条件です。
そのため、太陽光発電のように再生可能エネルギーシステムを取り入れる必要があります。
□ZEHのメリットをご紹介！
1つ目は、光熱費を抑えられることです。
ZEH住宅のほとんどは、太陽光発電システムを有しており、エネルギーを創出しています。
そのため、生活で消費する電力は自家発電によりまかなえています。
消費電力を100パーセント自家発電でまかなえば、電力を購入する必要もなくなるため、光熱費は非常に安く抑えられます。
2つ目は、非常時でも電気を確保できることです。
ZEH住宅に蓄電池を設置することで、自家発電した電力を蓄えられるようになります。
電力を使用しないときには蓄電池に蓄えるようにすると非常に効率的です。
そして、自然災害や停電などの非常時に、蓄えていた電力を使用できることはとても心強いです。
3つ目は、室温を一定に保てることです。
断熱性の高いZEH住宅は、外気温の影響を受けにくいこともメリットです。
室内の温度差が減ることでヒートショックの予防にもなります。
□まとめ
今回は、ZEHの定義と、ZEHのメリットについて紹介しました。
自家発電を行っているZEH住宅には、光熱費を抑えられることや、非常時でも電気を確保できるといったメリットがあります。
注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。
